昨日に引き続き、行ってきましたシリーズ。
毎年、日本新工芸展の招待券をいただけるので見に行っています。
今年も名古屋栄の松坂屋美術館にて開催中の日本新工芸展に行ってきました。
今年から写真撮影が認められていましたので、ここぞとばかりに写真を撮ってきました。
日本新工芸とは
日本新工芸家連盟のWebサイトには、次のように説明されています。
工芸美術は陶芸・金属工芸・漆芸・染織工芸をはじめ、木竹・皮革・硝子・七宝・人形・紙工芸など多岐にわたり、生活との接点も非常に多いものです。
公益社団法人日本新工芸家連盟-日本新工芸について
生活の中に求められるもの、生活を豊かにするための造形美を改めて問いなおし、多様化する造形志向の中にある工芸の位置づけを明確にしたいと思います。
陶器、竹ひご、金属、染物、ガラス、紙などで美術的な表現をしている作品が展示されています。
心に残った作品
今年は染物の作品がとても心に残りました。
楮谷陽子氏作「そして、これから」:藍染がとても鮮やかで、グラデーションがきれいでした。
清澤浩氏作「早春」:緑を主体として、橙色の花との色使いの対比がはっきりして鮮やかでした。
内藤英治氏作「ジュラシックツリーの頃」:黒の枠の内側に表現される藍の濃淡で描かれる植物がクールな印象を与えます。
宗和彩芽氏作「home」:ポップな色調とイラストが絵画を思わせるような染物。
有田やえ氏作「こぼれ雨」:淡い色調が優しい印象を与える。
又吉隆史氏作「邂逅」:ビビッドな色調と細かな海洋生物の表現が目を奪う。
矢賀紀蓉佳氏作「残光」:着物全体に藍と紫のグラデーションがとても美しい。学生の作品とは思えない。今回の展示で一番心に残った作品。
会計にはない、無から有を生み出すクリエイティブさに憧れる
私は、美術品なり音楽なり、作品を作り出すアーティストに憧れを持っています。
会計はお金の動きを記録していくことを成果物とするため、無いものを作り出すことは基本的にありません。
全く何もないところから作品を創作することは私にはできません。
料理は創作に似ていますが食べたら消えてしまうので、後世に残る作品を作り出せるアーティストはすごいなぁと尊敬してしまいます。
たまにこのような展覧会に行き非日常に触れると、とても刺激的です。
自分の仕事とは方向が異なりますが、私は私でプロとして確実な仕事をしようと襟を正す気持ちになります。
日本新工芸展は松坂屋美術館で2023年6月25日(日)まで開催されています。
ぜひ足を運んでみてください。