自分の中からわき出る劣等感や嫉妬心を失くすには

こんな立派なビルに事務所を構える人はどれだけ成功を収めたのだろう、などと考える

人間だれしも、劣等感や嫉妬心を持っていると思います。

Twitterでは、毎日のように
「○千人フォロワー突破ありがとうございます!」や
「株式投資で○百万円利益確定!」や
「今日もお客様と契約できましたありがとうございます!」などという派手なツイートがなされています。

はたまたYoutubeでは、著名税理士によるとても勉強になるコンテンツが流れています。

そのようなコンテンツを目にするたびに、うらやましい、勝てない自分はだめだ、という感情がわいてきます。

苦しい感情がわいてきたときはどうすればよいでしょうか。

目次

劣等感や嫉妬心は、解消しない

まず、「劣等感や嫉妬心というものは自分の中から消えない」という大前提を自分の中で意識します。

自分と他人を比べることで、劣等感や嫉妬心は発生します。
しかし他人と比べること自体は悪い事ではありません。
「彼を知り己を知れば百戦殆からず(かれをしりおのれをしればひゃくせんあやうからず)」という孫子の格言にもあるとおり、
自分が行っていることと他人が行っていることの差を認識して、どこに差があるのか、
自分の行っていることに改善できる点はないか、と探る手掛かりになります。

可能性を探る中で自分の至らぬ点に気づき、恥ずかしい気持ちになることは必ずあります。
恥ずかしい気持ちにならないということは、自分の至らぬ点に気づいていないということであり、
改善点が見つからず、成長できない結果になるでしょう。

劣等感や嫉妬心を認識したら

その上で、自分の中の劣等感や嫉妬心を認識したら、次に考える事は以下の4点です

とにかく身体を休めて、体調を整える

手始めに寝不足ではないかと最近の睡眠時間を振り返ります。
そして最近おいしいものを食べたかなと食事について思い出します。

おいしいごはんを食べてゆっくり眠ったら、大概のことはどうでもよくなっていることが多いです。
まずは身体の不調を改善することから始めます。
温泉や銭湯などでリラックスすることもいいかもしれません。

始めた時期が違う、と諦める

劣等感や嫉妬心を抱いた相手は、その道のプロでもう何十年と携わっている人なのではないか、と考えます。

誰でも始めたてというのはうまくいかないものです。
始めたての人がその道のプロに劣等感を抱くのは当然です。きっと劣っているのでしょう。
だからといって落ち込んでいては、相手に失礼です。
相手は何十年と時間と労力をかけて研鑽されてきたはずです。
始めたての自分と比べるのもおこがましいです。

始めた時期が違うなら、時間は取り戻せないので仕方ないと諦めます。

状況や環境が違う、と諦める

お金持ちの他人と、そうでない自分を比べても、生まれ育った環境が違うと埋められない差がある現実を理解します。

以前、私より少し年齢が上の方の所得税申告書を見たことがあります。
その方の所得税申告書は、年齢の数だけありました。
生まれてすぐに土地とお金の贈与を受けて、その土地から得られる不動産所得の申告をしていたのです。
当然後見人である親御さんが管理されていたのでしょう。

資産家の一族に生まれ育ってきた家庭環境です。
そんな方と自分を比べても、資産額で絶対に勝てるわけがありません。
いくらうらやんだところで、自分のお金になることはないのです。

そんな運命に生まれてきたその人にだって、私たちにはわからない辛い現実がきっとあるでしょう。

そんな現実を知り、諦めることを知りました。いい諦めだと私は思います。

劣等感や嫉妬心を抱いているより、誰かに貢献できる方法を考える

今の自分の置かれている状況を把握して、自分がすることで誰かに貢献できることを考えます。

先日道を歩いていたら、車庫入れのためにバックする車を見かけました。
私が歩く歩道をふさぐ形だったので、立ち止まって待っていました。
すると、その車のバックランプが切れていました。このまま道を走ったら整備不良で罰金と減点を課されることになります。
車庫入れが終わるまで待って、運転手の方にバックランプが切れているよと伝えました。
バックランプ切れというのは、よっぽど意識しないと気づかないだろうと思ったからです。

運転手の方が既に知っていて、余計なお世話だったかもしれません。
でももしかしたら知らなかったかもしれません。
その人がすぐに修理に行って、罰金と減点にならなければいいと思ったので伝えました。

こんな小さなことでもいいと思います。
自分はちっぽけな存在だと自分自身が思っていても、誰かの役に立てば自分自身が存在する意味もはっきり認識できるのではないでしょうか。

劣等感や嫉妬心に悩まされている暇はない

せっかく生まれてきて存在しているのだから、何かしらの形で役に立ちたいと私は思います。
どんな小さなことでもいいので、相手がよかった、助かったと思ってもらえたら幸いです。

そんなことを考えていると、いつの間にか自分の中の劣等感や嫉妬心は失くなっているような気がしてきます。

最近しんどいな、辛いなと思う方は、まずは身体の不調を改善することから始められてはいかがでしょうか。

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1979年(昭和54年)9月23日生まれ
大阪府茨木市出身
大学進学で神奈川県・東京都に移住。
結婚を機に愛知県に移住。
塾講師・PC販売員・塾教室長を経て会計業界へ。
2023年1月、税理士登録し独立開業。

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