自分の強みは「自身にとって当たり前のこと」の中にある

名古屋のシンボル・テレビ塔。役目を終えてもなお市民に愛されるとは、この子自身も思ってなかったかも。

今日は税理士試験の勉強をしていた時に大変お世話になった、税理士の奥村先生の事務所を訪問しました。
いろいろ話を伺ったり、質問して答えてくださったりと貴重な時間でした。

目次

その道のプロでも悩みはある

奥村先生は学生時代から税理士試験に合格され、税理士登録して25年以上、
税理士だけに留まらず、社会保険労務士の資格も取得されてバリバリ仕事されている、プロ中のプロです。

いろいろな話をする中で、先生は私が渡した名刺(私の経歴が書いてある)を見ながら、
「私は一般企業にて雇われて仕事をしたことがないことにコンプレックスがあるんですよ」
とおっしゃいました。

これは私の中でかなりの衝撃でした。

すっかり忘れていた自身の経験

私は一般企業に勤めた経験があります。経理部所属でした。
その時に管理会計の基本とエクセルの便利な使い方を身につけました。

管理会計は、「税引前純利益が変わらんねんから、どこの部門に経費をつけるとかどうでもよくない?」
と思うこともありながら仕訳を切っていました。
当時は試験勉強中ということもあり、何とか勉強時間を確保しなければならない中、
残業して当然という職場の空気と、勉強時間が確保できなかったという辛かった記憶があります。

今では、経営判断を左右する重要な業務をしていたのだと捉えられるようになりました。
全国に事業所がある会社で、事業所ごとの損益を正しく把握することの意義と重要性と方法を学べたのはとても貴重な経験でした。

税理士になった今、管理会計的思考が身についているというのは、
自分自身にとっても大きな強みかも、と気づきました。

自身では気づいていない、意外な自分の強み

私のコンプレックスは、同年代の人よりも会計業界に入るのが遅かったことでした。
「学生時代から会計事務所で働いていました!」という人に対して、どうしても気後れすることがありました。

大学院に通っていた頃に、現役税理士で客員教授だった先生に、
「いろんな会社を経験してきたことは、絶対に役に立つから!」とおっしゃっていただいていましたが、
言われた時は、「そうなんかなー、そうかもなー。」と半信半疑でした。

尊敬する人に実際に目の前で、具体的に「これが強みだ」と言ってもらえたことは、
私にとって大きな自信となりました。

自己分析が足りない、といえばそれまでなのかもしれませんが、
私は自信家ではないので、言われないとわかりませんでした。

もうちょっと、自分がしてきたこと・していることに自信を持って分析してみようと思います。
自分に強みがないと思っている方も、これまでご自身が経験してきたことを思い出してみると
より多くの「自分の強み」が見つかるかもしれません。

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1979年(昭和54年)9月23日生まれ
大阪府茨木市出身
大学進学で神奈川県・東京都に移住。
結婚を機に愛知県に移住。
塾講師・PC販売員・塾教室長を経て会計業界へ。
2023年1月、税理士登録し独立開業。

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