大学院に行くことを決めたら〜準備編〜

入学前に買った研究計画書お題探しのための租税判例百選

私はプロフィールにも書いた通り、社会人になってから大学院に通いました。
理由は2つあって、1つは理系の大学を卒業していて法律の勉強を学問的にしたことがなかったので学びたかったから。
もう1つは、大学院に通う事で税理士試験の科目免除が受けられるからです。

今回は、大学院に入るまでの準備過程を書きます。
どんな準備をすればよいか参考にしてください。

目次

どの大学院に通うか

名古屋にある大学院が選択肢に入るわけですが、どうやって探したかというと
各大学のホームページを見て確認しました。
(通信制の大学院も選択肢としてありましたが、スクーリングがあるので仕事をしながらは難しいかなと思い選択肢から外しました。)

学費は2年間で170万円から200万円を超えるところまで。
(最初、100万円という学校があり「はー安いなここ」と思ってたら半期分(1年分)だったというオチあり。)

また、入学試験制度も通常試験や社会人経験枠試験など様々なものが各学校によりありました。

その中でも、知り合いが2人通って卒業していて、その2人から直接話も聞けたので
名古屋経済大学大学院に決めました。
学費も比較的低く、社会人枠入試があったのも魅力的でした。
(英語がそんなに得意ではないので、普通に試験を受けて若い学士卒の子に勝てるとは思えず。)

学費をどう工面するか

さて、通う学校は決めたものの、学費はどう工面するかという問題があります。
前述の通り、比較的低いといえど2年間で170万円近くの金額が必要になります。

私は、日本学生支援機構(前は日本育英会という名前でした)で奨学金を借りるつもりでしたので、
入学金と1年間の半分の金額である60万円弱を入学までに用意し、
残りの金額は借入が振り込まれるのをためておいて、納付期限が来たら納付するという計画で通うことにしました。

入試対策

社会人枠入試は「研究計画書」と面接で合否が決まります。

研究計画書は、文字通り「大学院に入ったら何を研究するか」
つまりは「修士論文のお題は何を書くつもりか」を書いて提出します。

私は、研究計画書に『「協同組合の社員脱退時におけるみなし贈与」について』と書いて出しました。
しかし、研究計画書と実際に書く修士論文の内容は異なっていても問題ないとのことで、
私は早々にお題変更を行いました。

実際のところは、ちゃんと勉強に向き合う姿勢があるかを見られたのではないかなー
と勝手に解釈しております。

大学院に通う時間の確保

私はすでに会計事務所に勤めておりましたので、
勤務しながら大学院に通うことになります。

しかし、ここで問題があって、
大学院の授業は18時から始まるのですが、通常の勤務終了は17時30分。
大学院まで電車で45分かかる立地だったので、頑張っても間に合いません。

そこで、当時勤務していた会計事務所の所長に「大学院に通うので勤務形態を変更してほしい」とお願いしたところ、
なんと認められませんでした。

仕方ないのでその事務所は退職し、大学院通学を認めて勤務形態を考慮してもらえる会計事務所を探し、就職しました。

実際の通学

家から自転車で6分の会計事務所に勤務し始めて、
無事入試にも合格し、さて通学か、となった4月。

なんと新型コロナウィルス蔓延防止ということで、通学による授業がなくなり、
全てZoomによる通信授業となりました。
教科書の類を持ち歩くことなく家に置いたままにできたのは非常にラッキーでした。
(金子租税法重いもん・・・。毎回の授業はしんどいよ。)

勤務が終わって6分で家に帰り、通信で授業を受けるという生活が2年続き、
無事論文を書いて卒業となりました。

どのように論文を書き進めたかは、また別の記事に書きます。


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1979年(昭和54年)9月23日生まれ
大阪府茨木市出身
大学進学で神奈川県・東京都に移住。
結婚を機に愛知県に移住。
塾講師・PC販売員・塾教室長を経て会計業界へ。
2023年1月、税理士登録し独立開業。

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