租税教室というものをご存知でしょうか。
租税教室とは小学校・中学校・高校・専門学校・大学に税理士が出向いて、税金について理解を深めてもらうべく行う出前授業です。
詳細は、名古屋税理士会Webサイトをご覧ください。
今回は、プライバシーの観点から写真は冒頭の写真のみでお伝えします。
小学校での租税教室開催
租税教室の講師には、税理士会が行う研修を受けるとなることができます。
そして、税理士会に対し各教育機関から租税教室の開催依頼があると、税理士会は税理士に講師依頼を打診します。
私は研修を受けていましたが、既に今春の租税教室講師は決まってしまったということで担当は持てませんでした。
そこで私は今後の勉強のために参加させてほしいとお願いし、先輩税理士が行う小学校での租税教室に見学に行くことになりました。
教室に入ると、珍しい人がやってきたということで、児童に囲まれました。
学習塾で教室長をしていたので、小学生には慣れていたつもりでしたが、
業界を離れて10年近くになるのと、私が教室長をしていたのは個別指導部門だったので、
ひとりずつの児童と話すのには慣れていただけで、集団で押し寄せる小学生のパワーには負けてしまいました。
飲み物を持っていなかったので、声がかれて大変でした。
租税教室はパワーポイントを使用して行われます。
今回は6年1組と2組のそれぞれ別々に2回行いました。
先輩税理士の滞りない進行による授業により、つつがなく終了しました。
以下、租税教室で感じたことを箇条書き
- 控室として通された理科実験室の机が低い。こんなに小さかったっけ?
- 教室に向かう際の児童との廊下のすれ違いざま、みんな挨拶してくれる。いい子ばかり。
- 児童ひとり1台学校から貸与されているタブレットを持っている様子。先進的だねー。
- 生まれも育ちも様々な人が一堂に会して長時間学ぶって、小学校くらいしかないよね。中学生になると私立中学校に行く子もそれなりの人数いるから、ある程度学力や親の所得が揃ってしまうし。
- 心のシャッター皆がら開き。素直に興味持って話しかけてくれる。
- 6年生にもなると、自分の意見を理路整然と話せる。面白い視点をもっててこちらも感心。
- 模擬1億円のアタッシュケース、大人気。
- 小学校の先生の一言で児童がぴしゃりということを聞く。さすが先生、パワーと統率力が違う。
- 先輩税理士の時間ぴったりの進行すごい。手慣れていらっしゃる。
- 小学生はほとんどマスクしてた。人生の4分の1くらいマスクしてたら、なかなか外せないか。
- 税金の詳しい内容は小学校の授業でも扱わないようで、児童は授業の内容に興味津々。
あふれるパワーの塊・小学生は日本の宝だと思った
今回租税教室に参加して感じたことは、
小学生含め若い子は、素直で、知識を得ることに貪欲で、元気で、伸びしろがたくさんある、「日本の未来を背負って立つ大切な宝だ」ということです。
それぞれの児童がとても魅力的に感じました。
少子高齢化が日本の課題であることは皆さんご存知の通りです。
小さな子どもを育てる一助になるなら、いくらでも頑張れるような気がします。
租税教室に限らず、子どもたちの力になれるようなことがあれば参加していこうと思ったいい機会でした。